2017年11月30日 12:10 PM

第72回理学療法通信

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『骨粗鬆症について』

★ 骨粗鬆症チェック ★

※ チェックに一つでも当てはまる方は、医療機関に受診するなり、

骨粗鬆症予防に心がけることをオススメします。

□ よくつまずく  □ タバコを吸う        □ 背中が曲がってきた

□ 閉経した          □  身長が縮んだ     □ コーヒーやお酒を多飲する

□ 家族が骨粗鬆症で骨折した                □ 外出が少なく、ほとんど歩かない

 

★ 骨粗鬆症予防のための基礎知識 ★

若いときは、骨は常に新しく、丈夫に作りかえられている

骨は破骨細胞(骨を壊す)骨吸収と、骨芽細胞(骨を作る)骨形成を繰り返し、常に新しく生まれ変わります。(1年で20%~30%)骨量は20歳代でピークを迎え、40歳代までは、ほぼ一定となり、それ以降、少しずつ減少していきます。

骨の新陳代謝のバランスが崩れ、骨を作る細胞が働きにくくなった状態を骨粗鬆症という

骨が丈夫でいられるためには、エストロゲンというホルモンが大きく関係しており、そのエストロゲンが骨形成と骨吸収のバランスをとっています。特に女性の場合、閉経によりエストロゲンの量が減ることで、骨形成と骨吸収のバランスが保てなくなり、骨吸収が骨形成を上回ることで、骨がスカスカになり、骨密度が下がってしまいます。また、カルシトニンの分泌(骨を壊すことを抑える働きをもつホルモン)と腎臓での活性型ビタミンDの合成の減少が起こり、骨が新しく生まれ変わりにくくなっていきます。骨密度が減り、骨の強度が低下したものを骨粗鬆症といいます。

 

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★ 骨粗鬆症にならないための対策 ★

骨粗鬆症予防は、バランスの良い食事と適度な運動が最適です♪

食事(緑黄色野菜を摂る)

 ■ カルシウム (牛乳・ヨーグルト・魚)

 ■ ビタミンK (納豆・キャベツ・ホウレン草 など

             ■ ビタミンD (サケ・秋刀魚・うなぎ・卵 など)

※ 補足 ビタミンDは、日光浴でも摂れます。

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 運動(骨を強くする)

 ■    ウォーキング(1日20分~30分くらいの運動)

 ■    片足立ち  (目を開けて1分間保持)

※ 補足

骨を強くするには、骨への長軸方向の刺激が必要です。ウォーキングや片足立ちで骨密度が増えるとされており、片足立ちでバランス能力を高めることは転倒予防にも役立ちます。

 

 

 

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