2017年12月27日 1:37 PM

『第73回理学療法通信』

『骨折について(前編)』

1だいぶ寒くなってきました。寒くなると筋肉がこわばり、体が動かしにくくなります。そのため、10月以降は骨折が増えるとも言われています。これからますます寒くなるので、転倒には注意が必要です。骨折は、骨が折れる原因や折れ方(方向)により治癒過程が長くなったり短くなったりします。今回は、その骨折について少し詳しくご説明させて頂きます。

★ 骨折の分類 ★

【外傷性骨折】交通事故や高いところからの転落・高齢者の転倒などで見られる骨折で、正常な骨が外力によって折れるもの。

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  • 開放骨折(複雑骨折):外傷性骨折の中でも、 皮膚が破れ、骨折部が外界と接するものを開放骨折という。開放骨折は、傷口から感染を起こす危険もあり、治療も難しい。
  • 閉鎖骨折:皮下骨折と言われるもので、皮膚は破れないため、感染の危険性はない。
  • 粉砕骨折:細かく骨が粉々になっている状態のもの。

病的骨折】がんの骨転移・骨の感染症・骨腫瘍・骨形成不全など骨に何らかの病的

状態があって、抵抗力が少なくなっている為、軽い力でも折れてしまう。

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疲労骨折】陸上選手・球技などスポーツ選手に多い骨折で、比較的軽度の外力が

同一部位に繰り返し作用することで起こる。

 

★ 骨折線による分類:骨折線の走行により名称が変わる ★

横骨折  斜骨折   螺旋骨折  粉砕骨折    嵌入骨折

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<その他の骨折形態の名前>

嵌入骨折/裂離骨折/亀裂骨折/圧迫骨折/陥没骨折/若木骨折/骨端線離解 など

 

 

 

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