2018年6月6日 12:39 午後

『第78回理学療法通信』

『浮腫み(むくみ)について』

みなさまこんにちは。今回のテーマは「むくみ」についてです。むくみ(以下:浮腫み)のいちばん身近なものとして、夕方になると脚がパンパンになってしまうことが挙げられると思います。そのため、靴を買うときは夕方の足のむくみを考慮し、購入を検討した方がいいという話はよく聞きますが、「浮腫み」とひとことで言っても実はいろいろな種類があり、対処法も様々なため、ここではセルフケアできる対処方法をご紹介したいと思います。

浮腫みの原因と種類

■全身性の浮腫み

(心機能低下、肝臓や腎臓障害、甲状腺機能低下、更年期障害、ホルモンバランスの崩れetc・・・)

■局所性の浮腫み

(静脈性浮腫・リンパ性浮腫・炎症性浮腫・血管神経性浮腫etc・・・)

静脈瘤、ガンによるリンパ節の切除やアレルギーや炎症によっても引き起こされます。

■生活習慣によるもの

(肥満による運動不足や心機能低下、飲酒、長時間の立位、塩分の摂り過ぎなど)

生活習慣による浮腫み対策

・マッサージやストレッチで全身の血液循環をよくする

心臓から出た血液や体液は、全身にまわって、もう一度心臓に戻ります。血液循環が良くないと局所的に滞り、むくみの原因になるため常に血行をよくしておきましょう。

・塩分を控える

塩分を摂り過ぎると、血液中の塩分濃度が高くなるため、塩分濃度を一定に保とうとして細胞から血管内へ水分が送られてしまい浮腫みが生じてしまいます。むくみが気になる場合は、塩分は1日3~5グラム・水分は1リットルくらいにして摂り過ぎに注意しましょう。

・アルコールを控える

アルコールは血液中のアルコール濃度を高め血管を拡張させます。アルコールを分解させるためには、大量の水分が必要となります。そうなると、血管の透過性が高まり、さらには静脈やリンパによる水分処理がうまくいかなくなるため、その結果、血管内の水分が染み出しやすくなり浮腫みやすくなります。また、アルコールを飲みすぎるとトイレの回数が多くなり、脱水になることがあります。脱水になるとさらに水分を摂取してしまい浮腫むという悪循環に陥ります。アルコールを飲んで浮腫みが気になる方は飲みすぎに注意しましょう。

・適度な運動や筋肉の運動を意識的に行う

立ち過ぎや座り過ぎ、長期臥床やギプス固定などで体の動きが長時間制限されると、たちまち浮腫みやすくなります。浮腫み予防として、足首や足の指を上下に動かし、足の筋肉を使ったり、手首や肘関節の曲げ伸ばしを意識的に行い出来る範囲で体を動かしましょう。

・体の冷えを防止する 

寒さや運動不足は新陳代謝が悪くなり、血行不良を引き起こします。新陳代謝を上げるためにも適度な運動は心がけましょう。

・浮腫みを抑えるために弾性ストッキングを履く

ご自身の筋肉の力だけで体液を心臓に戻せない場合は、きつめの靴下を履いたり、浮腫み専用のストッキング(弾性ストッキング)を履くことで浮腫みを軽減させることができるので、浮腫みがある場合には、実践してみてはいかがでしょうか?

 

 

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