当法人では、2018年(平成30年)より、「介護ロボット」を取り入れています。法人全体で研修を行い現在は、特養にて活用しております。今回は、その取り組みと現状についてご紹介したいと思います。
介護ロボットとは
介護ロボットとは、介護現場における人手不足を担い、ご利用者様が自立した生活を送れるように支援することや、介護する職員の身体的・心理的負担軽減を目的として、介護分野のニーズに合わせたロボットのことを指します。現在、日本中の医療・介護分野で積極的に取り入れられています。
<介護ロボットの種類>
●介護支援型
車いすやベットなどの移動(移乗)、排泄、入浴など介護者の身体に負担のかかる業務をサポートするためのもので、介護者の身体的負担、ご利用者様の心理的負担などを軽減するためのロボット
引用元:介護ロボット導入活用事例集
●自立支援型
歩行や食事など日常生活における動作をサポートするためもの。ご利用者様が自立した生活を送ることができるように支援するロボット
引用元:パナソニックホールディングス株式会社
●コミュニケーション(セキュリティ)型
転倒が頻回にある方を安全に見守ったり、心のケアをするロボット
当施設での取り組み
当施設で導入している介護ロボットは、株式会社FUJI製の介護支援型「Hug T1」(以下:Hug)です。「Hug」は、高齢や障がいなどによって足や手に力が入りにくく、立ち上がり動作や長い時間立つことが大変な方でも、ご自身で脇を開閉することができればお尻を浮かすことができるため、積極的に導入を検討し対応してきました。
●導入から現在
現在は、この「Hug」を活用することでご利用者様のニーズに合わせた対応を実現することができています。具体的には「トイレにて排泄したい」というご利用者様の希望にも寄り添うことができ、継続して対応することができています。それまでは、腰を痛めてしまいそうな職員も多くみられておりましたが、現在は、介護士の腰痛軽減にもつながっています。
●今後もご利用者様のニーズに寄り添い、安全と安心を確認し積極的に活用していく予定です。
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