褥瘡の発生要因・全身的要因として、①自力で体位交換は不可能、②低栄養状態(血液中のアルブミン値の低下)、③痩せ(皮下脂肪組織の減少)、④加齢による抵抗力の低下、基礎疾患(心不全、糖尿病、動脈硬化症など)があります。
局所的要因としては、①皮脂減少による防御機能の低下、②皮膚表面と接触する物との間での摩擦及び一方向に引くようにかかる体圧による皮膚と筋肉の間のズレ、③これらによって生じる血管の閉塞、捻じれによる血行障害、失禁等の湿潤した環境に置かれた皮膚組織の浸軟状態、④麻痺などによる皮膚知覚の低下があります。
予防するためには入浴などにより血液循環を良くして、皮膚を清潔に保ち、皮膚の湿潤を避け、良質のたんぱく質、ビタミンC、鉄分、亜鉛を十分摂取するなど栄養状態をよくすることです。当施設では、関連部署と連携を取り意見交換し予防しています。
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