2020年2月27日 5:51 PM

『タンパク質に想う』

タンパク質は自由に振る舞う。振る舞いながら自らのアイデンティティをしっかりとしたものにしていく。あるものは酵素としてたくさんの物質のやり取りに関わる、あるものは侵入者を攻撃する。そしてある物は、別のタンパク質を支える。

自らの形に微妙な変化が生まれ、近づく相手に近寄り、あるいは遠ざかり、あるいは、壊されて行く。自らも運命を悟りその場を離れて行く。
まるで人生そのもの。

                          統括副施設長 佐野正幸

 

 

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