釣り、Fishing、堤防釣り、沖釣り、深海釣り、遠征釣り。釣りとの出会いは、栃木県の葛生町(現在は佐野市葛生)という田舎町。小学校の帰りには川遊び、夏はもっぱら「ハヤ釣り」でした。幼稚な原始的な釣りが始まりでした。誰に教わったかは不明です。
釣り方は「あんま釣り」と言っていましたが、竿は全身水中で川の流れに沿って流したり、引っ張ったりする釣り方です。当時、竿は竹藪で切り出した篠竹の竿でした。裏山で格好の良い竹を見つけて竿に仕上げるのです。蝋燭で炙って曲がりを修正しながら、少しでも長い竿を作るのです。餌は川虫、石の裏に付いている小砂利の巣、5㎜程の線虫のごとき可愛い虫です。川の石を裏返し、巣からつまみ出し針に付けるのです。 大きいハヤが好んで食します。美味しかった!食糧難の時代でした。
その当時の少年の遊び道具はナイフ。常に懐に持ち山河を走り回っていました。ナイフは男の子の大切な道具でした。その姿は野生の猿の如き。そう言えばイガ栗もナイフで剥き、生でカリコリ「旨い」と食べていましたね。今思えば物騒なお話ですね。パートⅡへ 続く。
理事長 深谷憲夫
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