当施設のIT関連の導入は科学的介護から始まりました。統計学を利用した「ワンズカルテ」が相当します。現在(2019年3月)では軌道に乗り、介護データの分析で健康状態の予測、予防も可能になってきました。現場データの質と量が良質であることが絶対条件です。新鮮な絶え間ない現場情報(I)を科学的に分析(T)し、介護される方々の特性を身近に理解し、介護の質の継続的向上にITが貢献していると考えています。
今後は介護の医療面から環境面にIT関連を活用すべく努力中です。「安心・安全に介護」するには「安全の確認・確保」をする必要があります。例えば離設問題、危険な構造物、危険な動作、危険なプロセス、危険な光・音響、等々介護の現場環境には多くの物理的危険が存在します。これらの危険を「センサーの活用」でどこまで排除できるのか。介護施設の資金管理は厳しさを増すばかり、新開発にはハード、ソフト面で非常に高額になります。利用者さんは千差万別で対応する機能は融通性の高い物が必要となります。では、と考え始めたのがプログラマブル監視・管理装置(AC-DC仕様、各種センサー仕様)の自作です。現在の試作品が今後どの様に発展するのか皆目分かりませんが「AI」の時代に対応した 基本的な、科学的な考え方を介護の分野でも発揮、或いは理解できるようにと別の意味でも役に立つと考えています。
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