この書籍は「ワンズカルテの基本的な考え方であります体調のリズム、すなわち、
「シックネスリズム商標登録」の内容と合致するのです。先ずはご紹介します。
その前に、ワンズカルテの自律神経に関しての考え方を絡めて見ていきましょう。
ワンズカルテは無限にあるであろう体調のリズムの中に、脳に起因する自律神経系、大脳辺縁皮質系、大脳皮質系、の代表的リズム(周波数)を探し、そこに体調の乱れが発生する確率が高いと考えられる「自律神経要注意パターン」を見いだし、介護技術の中に取り入れて健康維持に役立たせているのです。
著者であります鈴木郁子先生はこの様にに表現しています。
「体内環境はリズムがある」中に「ゆらぎ」がある。 血圧も脈拍もホルモンの分泌もすべてリズムがある。 p32 、
神経系には感覚神経、運動神経、自律神経が代表的神経系。p27
ワンズカルテでは「シックネスリズム」の中に「周期の乱れ」と表現して、3本の神経系の合成波を「見える化」して、体調の危険ゾーンを表示しています。
鈴木先生は「周期ずれ、ゆらぎ」の異変に対し、「自律神経の乱れ」として科学しています。 さらに先生は体調維持のための改善対策にも言及し非常に参考になります。 鈴木先生に感謝です。
感想:
この本を「座右の銘」として熟読され、科学することが高齢者施設の看護、 介護、事業者、関係各者の重要な知識であると考えます。 更には、ご自分の健康管理のためにも!
内容
① 神経の基本 0章~1章
② 肉体的現象、対策 2章~3章
③ 精神的現象 対策 4章~6章
④ 心身を整える 7章
鈴木郁子
1962年北海道生まれ。幼少期を米国、ドイツで過ごす。お茶の水女子大学理学部生物学科卒業。東京医科歯科大学大学院歯学研究科高齢者歯科学専攻終了。歯学博士・医学博士。専門は生理学。東宝大学医学部生理学講座助手・講師を経て、現在、日本保健医療大学保健医療大学部教授、昭和大学医学部生理学講座客員教授兼務。主な著書・編集所に『やさしい自律神経生理学 命を支える仕組み』『やさしい環境生理学 地球環境と命のつながり』『人間と生活 地球の健康を考える』『生理学をめぐる旅 研究を紡いだ若者たち』がある。
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