2021年2月26日 10:33 AM

『第100回理学療法通信』

質問『麻痺があり、足首が硬くなっていると言われました。足首を柔らかくする方法は?』

 ★ はじめに

麻痺側の足が硬い場合、つま先が下を向いている場合が多いです。つま先が下を向いてしまうのは、ふくらはぎの筋肉の伸びが悪くなってしまっているので、ふくらはぎの筋肉を柔らかくしましょう。つま先が下を向いていると、まっすぐ立つことが難しかったり、歩行に影響するので、足首を柔らかくすることは、とても重要なことです。

 

★ ふくらはぎを温めて柔らかくする方法

入浴時にしっかり湯舟に浸かる足湯でもOK!

浴槽のお湯に浸ることで筋肉が柔らかくなります。また、バケツにお湯を入れた足湯だけでも効果的です。足湯の場合は、足首だけでなく可能であればふくらはぎが温まる深さのものがオススメです。

 

温めた足をストレッチしましょう。

ふくらはぎの筋肉が硬くなっていると、踵が床に着かない状態です。その場合は、踵を床に付けることでふくらはぎの筋肉が伸び、柔らかくなります。ご自身で、実施することが難しい場合は、ご家族様に膝をゆっくり押してもらうのもいいかと思います。その場合は、痛みや抵抗を確認しながら無理のないように実施しましょう。

※足を床に押し付けることが難しい場合は、身体を前屈させるだけでも足首がストレッチされます。

 

 ふくらはぎの伸ばし方

・筋肉に痛みが出ないようゆっくり伸ばしましょう。

・痛みが出る手前「気持ちいい」と感じるところで止めて、その状態で伸ばしましょう。

・筋肉がつっぱるところではなく、筋肉が伸びていると思うところで伸ばします。抵抗があるときは

 少し戻したところで伸ばしましょう。

 

 

 

コメント

コメントはまだありません。

コメントする

先頭へ戻る